三宅整形外科医院|変形性膝関節症


 
【変形性膝関節症】
 膝のクッションの役割をしている関節軟骨は、加齢や肥満、外傷などのストレスが加わることで少し
ずつすり減ります。さらに症状が進むと膝関節を構成する骨同士が直接ぶつかったり、骨そのものの
変形骨棘(こつきょく))が生じます。
 症状は、初期には歩き始めや立ち上がり時の痛み、進行すると歩行時や階段昇降時(特に降りる際)
の痛みがみられるようになります。
 この時期の治療方法としては、薬物療法ではヒアルロン酸注射、リハビリテーションでは膝関節の
安定性を得ることを目的とした筋力トレーニングなどが行なわれます。さらに症状が進むと膝の曲げ
伸ばしがしづらくなり、O脚などの変形も高度となります。そのため人工関節手術が行なわれること
もあります。治療の主な目的は、痛みを軽減し、日常生活を送りやすくすることです。