三宅整形外科医院|頸椎疾患


 
【頸椎疾患】
 首の骨の部分を「頸椎」と呼びますが、この部分には脳から身体・手足へとつながる神経が通る
トンネル状の空洞があります。このトンネルが何らかの原因で狭くなってしまうと、その部分を通
っている神経を押さえつけてしまい、悪影響をおよぼします。例えば「頸椎症性神経根症」(図1)
では主に片方の首~肩~腕にかけて痛みやしびれ、脱力感などが生じます。他にも「頸椎症性脊髄症」
(図2)では両方手足がしびれたり、動きが硬くなったり、悪化すると排泄に異常が出たり、指などで
の細かい動作ができなくなったりします。また「頸椎椎間板ヘルニア」(図3)でも程度によっては
上記のような症状が現れます。リハビリテーションでは、筋肉の固さの改善、姿勢の改善、物理療法
による痛みの緩和、日常生活動作指導などを行ないます。


図1「頸椎症性神経根症」

図2「頸椎症性脊髄症」


 

   図3「頸椎椎間板ヘルニア」